都立推薦入試の面接
国分寺高校では、個人面接が原則となっています。一人当たり10分程度です。
入退室や質疑応答、面接官からのコメントの時間を考えるとアピールする時間は、あまり多くはありません。そのような短い時間の中でいかに自分のことを上手く伝えられるかが面接の勝負になります。
回答に対して「なぜ?どうして?」と次いで質問されることも多くなります。丸暗記のエピソードでは、太刀打ちできませんので、しっかりと自分の言葉で話せられるようにしておきましょう。
面接で聞かれる質問例
面接では大体3~5の質問をします。回答例を丸暗記しておくのは、お勧めしませんが、質問を想定した準備はしておきたいもの。
以下の質問例に対して、エピソードを交えて具体的に話すことができれば、まず問題ないでしょう。また、集団討論の感想について問われることもあります。備えておきましょう。
高校生活について「本校の志望理由」「高校へ入学後にやりたいこと」など他
中学校生活について「中学時代の思い出」「クラブ活動について」など他
勉強について「家庭学習や塾について」「得意科目と不得意科目について」など他
生活「自己PR」「時事問題・一般常識」など他
質問の中で、さらに質問をされることもありますし、「1分間で話してください」と自己PRの時間をとられるケースもあります。どちらのパターンにも対応できるように、丸暗記ではなく、自分の言葉で話せるようにしておきましょう。
入室から退室まで気をつけること
入室~着席まで
入室時のノックは3~4回。また、礼をする機会はたくさんあります。まずは、自分の番が呼ばれたときです。ドアをノックした後、返事があってからドアを開け、「失礼します」と声を掛け、入室します。その後、「一礼」してからドアを閉め、イスの横まで行きます。すぐには座らず、「どうぞ」などと座る指示があるまで待つのが良いでしょう。指示があれば、「失礼します」と再度「一礼」し着席しましょう。
面接中(応答)
応答の中身もさることながら、「ことば遣い」「態度」には十分の注意を払う必要があります。まず、ことば遣いですが、「敬語」は当然のこと。友達と話す時と同じ感覚でいいはずがありません。「~です」「~ます」を意識しましょう。
面接官からの質問に答えが詰まりそうな時は、素直に言いましょう。一番やってはいけないのは「黙り込んでしまう」こと。考えている途中なのか、聞き取れなかったのか、面接官は困ってしまいます。
ことば遣いだけ丁寧でも、それに態度が伴っていないといけません。ピシっと背筋は伸ばし、目線は話をしている人に向けましょう。ニヤニヤでもヘラヘラでもなく、ニコニコと笑顔で。自信を持って臨みましょう。
退席
試験官が「以上です」「結構です」など、終了を告げたら、「ありがとうございました。」と言ってから立ち上がりましょう。イスから離れる際と、ドアの前に着いてから一礼をし、静かに退室しましょう。一礼は必ず試験管に向いて行います。
退室後すぐに騒ぎ出すのも言語道断です。学校を出るまで、家に帰るまでは「見られている」という認識を持っておきましょう。