8月21日(月) 2021年筑波大学附属駒場高校英語長文問題の攻略法1

最重要単語①

単語

blanket

granddad

marry

harmonica

instead of

double

hand

silence

fool

pain

laughter

wool

clear one’s throat

scissors

gently

single

matter

意味

毛布

おじいちゃん

結婚する

ハーモニカ

~の代わりに

2倍の

沈黙

ばか

痛み

笑い

羊毛

咳払いをする

はさみ

やさしく

1つの/独身の

事柄/問題

発音記号

/ˈblæŋ.kɪt/

/ˈɡræn.dæd/

/ˈmær.i/

/hɑːrˈmɒn.ɪ.kə/

/ɪnˈsted ɒv/

/ˈdʌb.əl/

/hænd/

/ˈsaɪ.ləns/

/fuːl/

/peɪn/

/ˈlɑːf.tər/

/wʊl/

/klɪər wʌnz θroʊt/

/ˈsɪz.ərz/

/ˈdʒen.tli/

/ˈsɪŋ.ɡəl/

/ˈmæt.ər/

英検レベル

4級

3級

5級

3級以上

5級

5級

5級

4級

4級

5級

4級

4級

3級以上

5級

4級

5級

5級

あらすじ

11歳のピーターは、祖父を政府の施設に送り出すことになった父の決断に戸惑っていました。祖父との最後の夜、ピーターと祖父はハーモニカの音色と共に時を過ごしました。その際、父が施設に持っていくための毛布を祖父に見せるが、父の新しい婚約者はそれを不要だと言いました。ピーターはその毛布を2つに切るよう提案し、将来自分が年老いた父を施設に送る時のために残り半分を取っておくと言いました。この言葉を聞いた父は深く感じ取り、3人は感極まって涙を流しました。

最重要単語から基づいた文例3つ

My granddad, who used to play the harmonica gently by the fireplace during winter nights, told me a story of his younger days. He said that instead of choosing to marry for convenience, he waited for true love, which mattered the most. One day, he gave his beloved a wool blanket to keep her warm, and their laughter together was the cure for any pain. 冬の夜、暖炉のそばで優しくハーモニカを吹いていたおじいちゃんは、彼の若い日の話をしてくれました。便宜のために結婚する代わりに、彼は最も大切な真の愛を待ちました。ある日、彼は愛する人に羊毛の毛布を渡して彼女を暖め、2人の笑い声はどんな痛みの治療でもでした。
She stood in the store, scissors in hand, looking at fabrics. She was single and had a tight budget, but she wanted to buy material to make a double-sized quilt instead of a single. As she felt the soft wool, memories of her granddad teaching her to sew rushed back, and she recalled the times she’d playfully call him a fool in moments of laughter and joy. 彼女は店の中で、はさみを手にして、布地を見ていました。彼女は独身で予算が限られていましたが、シングルサイズのキルトではなく、ダブルサイズのキルトを作るための材料を購入したかったのです。柔らかい羊毛を触ったとき、おじいちゃんが彼女に縫い物を教えてくれた思い出が蘇り、笑顔と喜びの瞬間に彼をからかって「ばか」と呼んだことを思い出しました。
During the school’s talent show, John decided to play a song on his harmonica. But just before he began, he needed to clear his throat. Feeling like a fool in the silence, he took a moment to compose himself. As he played, memories of his granddad and the stories of love, pain, and laughter flooded his mind. After the performance, he gifted his best friend a hand-sewn wool blanket, symbolizing the warmth of their friendship. 学校のタレントショーで、ジョンはハーモニカで曲を演奏することにしました。しかし、始める直前に、彼は喉を清める必要がありました。沈黙の中でばかに感じながら、彼は自分を落ち着かせるための瞬間を取りました。演奏しながら、おじいちゃんの思い出や愛、痛み、笑顔の話が彼の心に浮かび上がりました。パフォーマンスの後、彼は最良の友人に手縫いの羊毛の毛布を贈り、友情の温かさを象徴しました。

設問は8つありました。落とし穴と攻略法を書かせていただきます。

1 語句解釈 「文中の名詞を具体的に説明する」という設問においてのその攻略法

「文中の名詞を具体的に説明する」という設問に対する落とし穴とその攻略法を以下に示します。

落とし穴:

  1. 一般的な知識の過度な依存: 文中の名詞をすでに知っている一般的な意味で説明し、文脈を無視すること。
  2. 情報の欠落: 名詞を説明する際に、文中の重要な情報や文脈を省略すること。
  3. 過度な解釈: 文中の情報以上のことを付加して説明すること。
  4. 文脈の誤解: 文中の他の情報や文の流れを誤解し、名詞の説明がずれること。

攻略法:

  1. 文全体の理解: 名詞の前後の情報だけでなく、文の全体的な流れや文脈を理解する。
  2. 直訳の避け: 名詞の意味を日本語に訳す際、必ずしも直訳ではなく、文の文脈に合わせた説明を心がける。
  3. 情報の整理: 名詞に関連する重要な情報や文の流れを整理し、それをもとに具体的な説明を行う。
  4. 詳細の確認: 名詞の具体的な説明に必要な文中の詳細や例を確認する。

このタイプの語句解釈の設問は、文脈の理解が非常に重要です。名詞自体の意味だけでなく、その名詞が文中でどのような役割や意味を持っているのかをしっかりと捉え、それに基づいた具体的な説明を行う能力が求められます。

2 語句解釈 「代名詞thereが指すもの 文中から該当部分を探す」という設問においての攻略法

「代名詞there(そこで)が指すもの 文中から該当部分を探す」という設問では、「there」が場所を示す代名詞として使用されている場合を対象としています。以下に、この文脈での落とし穴とその攻略法を示します。

落とし穴:

  1. 非実在主語の混同: “There is” や “There are” の形で「there」が使われる場合、これは場所を示す代名詞としての使用ではありません。これと混同すると、正しい答えを導き出すことが難しくなります。
  2. 適切な文脈の欠如: 代名詞「there」が具体的にどの場所を指しているのかを特定するには、その前後の文脈が非常に重要です。文の一部のみを読むと、誤解するリスクがあります。
  3. 他の場所を示す語句との混同: 英語には他にも場所を示す語句が多数存在します。例えば、「here」や「where」など。これらとの区別が曖昧になると、解釈に誤りが生じる可能性があります。

攻略法:

  1. 文の構造を確認: 「there」が文中でどのように使われているかを確認します。もし “There is” や “There are” のような形であれば、非実在主語としての使用であることを認識し、それを除外します。
  2. 広い文脈での確認: 「there」の前後の文や段落をしっかりと読み、その指している場所や文脈を確認します。
  3. 代名詞の基本的な役割を確認: 代名詞は繰り返しを避けるためや、文の流れをスムーズにするために使われます。したがって、文中で先に述べられた場所を「there」として参照している可能性が高いです。
  4. 具体的な場所や事物の確認: 「there」が指す具体的な場所や事物を特定するため、具体的な名詞や説明を探します。

このように、「there」が場所を示す代名詞として使われている場合を特定し、その指している具体的な場所や内容を理解するためには、継続的な練習と文の全体的な文脈の理解が必要です。

3 英文解釈 「該当英文と最も意味の近い文を選択する」という設問においての攻略法

「該当英文と最も意味の近い文を選択する」という設問は、読解の能力や、文のニュアンスや中心的な意味を理解する能力を試すものです。以下は、このタイプの設問に関連しての落とし穴とその攻略法を示します。

落とし穴:

  1. 字句的類似性に誘導される: 選択肢の中には、オリジナルの文章に含まれる単語やフレーズを多く含んでいるが、実際の意味が異なるものが存在する可能性があります。
  2. 細部に囚われすぎる: 文の細部や具体的な情報に注目しすぎると、全体の主旨や中心的な意味を見失うことがあります。
  3. 誤解導入の選択肢: 誤解や一般的な誤りを基にした選択肢があることで、選択を誤るリスクがあります。

攻略法:

  1. 中心的なテーマの特定: まず、該当英文の中心的なテーマやメッセージを特定します。これにより、選択肢を絞り込む際の参考になります。
  2. 選択肢の排除: 明らかに該当英文の内容と異なる選択肢や、文の中心的なテーマと関連性が低いものを排除します。
  3. 選択肢の詳細な分析: 残った選択肢を詳細に分析し、文のニュアンスや意味の深さを考慮しながら、最も近い意味を持つ選択肢を選びます。
  4. 字句的な類似性に気をつける: 単に単語やフレーズが一致しているからといって、その選択肢が正しいとは限りません。文の全体的な意味やニュアンスを重視します。

「該当英文と最も意味の近い文を選択する」という設問は、文の全体的な意味や中心的なテーマを正確に捉える能力を試すものです。そのため、練習と反復を通じてこの能力を高めることが重要です。

4 英文解釈 「該当英文が具体的にどのような意味か」という設問においての攻略法

「該当英文が具体的にどのような意味か」という設問は、英文の詳細な内容やニュアンスを理解し、解釈する能力を試すものです。以下に、このタイプの設問に関連しての落とし穴とその攻略法を示します。

落とし穴:

  1. 文法的な誤解: 複雑な文構造や使われている文法の形が原因で、文章の真の意味を誤解することがあります。
  2. 語彙の誤解: 単語の意味を誤って解釈することで、全体の文の意味が変わる可能性があります。
  3. 細部に捉われすぎる: 文の具体的な詳細や特定の情報に注目しすぎることで、全体の意味や中心的なテーマを見失うことがあります。
  4. 直訳の過度な依存: 文を直訳することで、英文の本来のニュアンスや意味合いを見落とすリスクがあります。

攻略法:

  1. 文の構造を理解する: 文の主語、動詞、目的語などの主要な構成要素を特定し、文の基本的な構造を理解します。
  2. キーワードを特定する: 文の意味を決定する上で重要なキーワードやフレーズを特定します。
  3. 文全体の流れを確認する: 個別の文節や節だけでなく、文全体の流れやつながりを考慮しながら意味を解釈します。
  4. コンテキストを利用する: 一つの文だけでなく、前後の文や段落をも考慮して文の意味を解釈します。文の背景や文脈が意味の理解に役立ちます。

「該当英文が具体的にどのような意味か」という設問は、読解の深度や詳細への注意力を試すものです。文の全体的な流れや構造、そして文の中のキーワードやフレーズの意味を正確に捉えることが求められます。

5 適語補充 「英文中の空所に入る単語を書く」という設問においての攻略法

「英文中の空所に入る単語」という設問、通常「適語補充」として知られるものは、文の文法的整合性や意味の連続性を理解する能力を試すものです。以下に、このタイプの設問における落とし穴と攻略法を示します。

落とし穴:

  1. 直感的な選択: 最初に頭に浮かんだ単語を選択することは、時として誤った選択につながることがあります。
  2. 文法的な誤解: 必要な文法的形式や時制を考慮しないまま単語を選択することで、文が不自然になる可能性があります。
  3. 文の全体的な文脈の無視: 一つの空所の単語だけに焦点を当て、その前後の文脈を無視することで、意味の連続性が失われる選択をしてしまうことがある。

攻略法:

  1. 文の全体的な意味を捉える: 空所がある文全体を読み、その大まかな意味やメッセージを理解します。
  2. 文法的なヒントを探す: 空所の前後の文法的な形式や時制、数などを確認し、適切な単語の形を予想します。
  3. コロケーションを利用する: 一部の単語は、特定の単語と頻繁に一緒に使用されます(例: 動詞と前置詞の組み合わせなど)。これらのコロケーションを知っていると、適切な単語を選択するのが容易になります。
  4. 複数の選択肢を試す: 複数の単語やフレーズを空所に入れて、それぞれの選択が文の意味や文法的な整合性にどのようにフィットするかを確認します。

適語補充の設問は、文の意味や文法的な知識を同時に試すものです。文の全体的な流れや文脈を考慮しつつ、適切な単語やフレーズを選択する能力を鍛えることが重要です。

フォームの始まり

6 適語補充 「英文中の空所に入る単語を文中から抜き出す」という設問においての攻略法

「英文中の空所に入る単語を文中から抜き出す」という設問は、リーディングのスキルを試すタイプのもので、文中の情報を効果的に使用して空所を埋める能力が求められます。以下はこのタイプの設問の落とし穴と攻略法です。

落とし穴:

  1. スキャンミス: 文章を急いで読むあいだに、必要な情報や単語を見落としてしまうことがあります。
  2. 文脈の誤解: 抜き出すべき単語を正しく理解することなく、文脈から外れた単語を選択する可能性があります。
  3. 代名詞や参照語の誤解: 文章内で以前に言及された名詞や情報を参照する代名詞や参照語を正しく理解しないことで、誤った単語を選択するリスクがあります。

攻略法:

  1. キーワードを探す: 空所の前後の情報や文脈から、関連するキーワードや情報を探します。
  2. 文章全体を概観する: 必要な単語や情報を見つけるために、文章全体をざっと読みます。
  3. 代名詞や参照語の対応関係を確認: 代名詞や参照語が指すものを明確にし、それに関連する情報や単語を探します。
  4. 選択した単語の妥当性を確認: 抜き出した単語を空所に入れてみて、文脈や意味が自然になるかを確認します。

このタイプの設問は、読解力と注意力、そして文の構造や情報の流れを理解する能力を試すものです。空所を埋める適切な単語や情報を効果的に見つけるためには、文の全体的な文脈や流れを常に考慮することが重要です。

7 文脈把握 「文中の形容詞について、具体的な意味を日本語で答える」という設問においての攻略法

「文中の形容詞について、具体的な意味を日本語で答える」という設問に関しての落とし穴と攻略法を以下に示します。

落とし穴:

  1. 直訳の過度な依存: 形容詞をそのままの意味で直訳し、文脈を無視してしまうこと。
  2. 一般的な意味の過度な依存: 形容詞の一般的な意味に固執し、文中の状況や文脈に即したニュアンスを見落とすこと。
  3. 情報の欠落: 形容詞の意味を説明する際に、文中の他の情報や文脈を無視したり、省略すること。
  4. 過度な解釈: 文中の情報以上の解釈を加え、形容詞の意味を不要に複雑化すること。

攻略法:

  1. 文の全体的な理解: 形容詞の前後の文脈や、文全体の流れをしっかりと理解する。
  2. 被修飾語の確認: どの名詞や代名詞をその形容詞が修飾しているのかを確認し、それを基に形容詞の具体的な意味やニュアンスを把握する。
  3. 同義語や反義語の捜索: 形容詞の近くにその同義語や反義語が存在する場合、それを手がかりに形容詞の具体的な意味を理解する。
  4. 文脈に即した辞書の使用: 不明な形容詞の意味を辞書で確認する際、文脈に合った意味や用例を参考にする。

形容詞の意味は文脈に大きく依存します。そのため、形容詞の意味を確認する際には、その形容詞が文中でどのような役割や意味を持っているのかをしっかりと捉え、それに基づいた具体的な説明を行うことが重要です。

8 英文解釈 「文中の代動詞を具体的に言い換え」という設問においての攻略法「文中の代動詞を具体的に言い換え」という設問に関しての落とし穴と攻略法を以下に示します。

落とし穴:

  1. 前文の無視: 代動詞はしばしば前文や前の節の内容を参照するため、これを無視してしまうと正確な言い換えが難しくなる。
  2. 文脈の過小評価: 代動詞の意味や参照する内容は文脈に強く依存するため、文脈を適切に考慮しないと誤った解釈をしてしまう可能性がある。
  3. 代動詞の一般的な意味の過度な依存: 代動詞も、その使用状況や文脈に応じて異なるニュアンスを持つことがあるため、一般的な意味にのみ依存すると解釈が曖昧になることがある。

攻略法:

  1. 文全体の読解: 代動詞の参照する内容や意味を正確に捉えるためには、文全体の内容や流れを理解することが必須。文の始めから終わりまでを丁寧に読み取る。
  2. 前文や前の節の内容の再確認: 代動詞が参照している内容や事象を特定するため、前文や前の節を再度確認する。
  3. 関連する名詞や動詞の特定: 代動詞が指している可能性のある名詞や動詞を特定することで、その意味や内容を明確にする。
  4. 代動詞の種類の理解: “it”, “this”, “that”, “which” など、代動詞の種類ごとに一般的な使用法やニュアンスを理解しておく。

代動詞は英文解釈の際に重要な役割を果たします。文中の代動詞を正確に言い換える能力は、文全体の内容や流れを理解するための鍵となるため、これらの攻略法を活用してスキルアップを図りましょう。