都立西高校

特色

1937年,東京府立第十中学校として創立。 1939年,現在地に移転。1950年,都立西高等学校と改称。 「自主自律」の精神のもと,生徒は自由な校風の中で,明るくたくましく学校生活を送っています。また,卒業生の多くは各界のリーダー的存在で,著名人も多い。同窓会組織のバックアップ体制も充実しています。

自分の能力・適性を多面的に判断して進路が選べるよう,多くの教科・科目が学べるカリキュラムを組んでいます。“授業で勝負”を合言葉に,質の高い授業を実践するとともに,主要3教科では習熟度別授業を実施しています。

2年次は芸術選択以外は共通履修で,各教科をバランスよく学びます。なお,2年次には自由選択としてドイツ語・フランス語・中国語を設置。3年次は文系・理系に分け,選択科目も設けて各自の受験パターンに対応します。探究活動に力を入れるほか,土曜特別講座や夏期講習,添削指導など支援体制も万全です。

全員が大学進学を希望しているため,補習を積極的に実施し,学力養成に努めています。また,実力考査を年に2回行い,各自の到達度を確認するほか,進路ノートや個人面談を通して主体的な志望校選択を支援します。「進路のしおり」「進路部便り」など情報提供にも力を入れ,卒業生による進路ガイダンスや訪問講義,パネルディスカッションなども実施しています。

学食があり,名物は天玉井。放課後は自習室となり,夜8時まで利用できます。卒業生のチューターが質問に対応してくれます。同窓会では経済的支援が必要な生徒約20名に,年額15万円(3年生は20万円)の奨学金を給付します。夏期講習には大学や企業の研究施設訪問,歴史的建造物の見学などを行う講座もあります。

卒業生には日本語学者の金田一秀穂,数学者の藤原正彦, TBSアナウンサーの土井敏之,医師の鎌田實がいます。