国分寺高校と武蔵野北高校

この秋、都立高校受験において、志望校を決定する大きなポイントに

自校作成問題出題校か、共通問題出題校かというものがあります。

多摩地域でいえば、国分寺高校と武蔵野北高校が、レベルが拮抗しつつ、

自校作成問題と共通問題に分かれます。

2校のデータ比較

①内申点 国分寺57 武蔵野北55

②入試問題英語の長文の語数

国分寺(自校作成問題) 約1600語

武蔵野北(共通問題) 約750語

③英作文問題の内容

国分寺(自校作成問題) 40語

武蔵野北(共通問題) 3文(語数指定なし)

④進学実績

国公立大 国分寺 43 武蔵野北 30

早慶 国分寺 75 武蔵野北 40

基準となる内申点はほぼ同じです。

大学進学実績は、やはり国分寺に軍配が上がります。

しかし最も大切な点は、テストの内容、つまり自校作成問題か、共通入試かということになります。

この1点、どちらを選ぶかでで、 「運命の分かれ道」となります。

受験生の皆さんは、受験校を選ぶとき、過去問の内容を重視するでしょう。

そのとき、長文が1600字か、750字か、

英作文の難易度はどうか、どういった問題なのか、

思い悩むとかと思います。

自校作成問題にチャレンジするか、共通問題を選ぶか

難易度は、当然自校作成問題の方が高くなります。

また、都立高校は1校しか受験できませんので、

受験に失敗したら、併願で受験した私立高校に進学することが決まります。

つまり、第1志望以外の私立へ進むリスクを取って、進学実績を選ぶか、

より確実に都立高校の進学を選ぶか、の選択に、

受験生の皆さんは悩まされることになります。

国分寺の長文の文字数は1600字、共通問題との差は850字。

共通問題の2倍以上の長さの長文にチャレンジするか、

このことが、受験勉強そのものへの姿勢を左右することになります。

自校作成問題出題校と、共通問題出題校の英語過去問比較

国分寺 2016 2017 2018 2019 2020
単語並べ替え問題 3 3 3 3 3 長文問題が3題
文章並べ替え問題 1 2 2 2 1 単語並べ替え問題3題
選択問題 11 11 10 11 10 英作文40語は固定
空欄補充 2 2 3 2 3 グラフを読み取る問題固定
英作文40語 1 1 1 1 1 選択問題の数6の問題固定
立川
単語並べ替え問題 2 2 2 2 2 2020年 金額計算、時間計算の問題
文章並べ替え問題 1 2 2 2 1 選択肢の数少ない
選択問題 10 11 13 11 9 英作文50語は固定
空欄補充 4 2 1 1 3 空欄補充の数にばらつき
英作文50語 1 1 1 1 1 選択問題の数が微減
単語並べ替え2題で固定
国立
単語並べ替え問題 2 2 2 2 2 2020年 図形、パズルを使用した選択問題
文章並べ替え問題 1 0 1 2 1 選択肢の数少ない
選択問題 6 11 10 9 10 空欄補充の問題が多い
空欄補充 7 3 5 5 4 英作文50語程度は固定
英作文40~50語 1 1 1 1 1 単語並べ替え2題で固定
文章並べ替えは年度によってばらつき
日比谷
単語並べ替え問題 3 1 1 1 1 自由英作文2018年から独自に設置
文章並べ替え問題 1 0 0 1 2 英作文問題に偏り、高難易度
選択問題 6 11 9 9 8 2018年2017年 発音問題1題
空欄補充 5 2 1 0 0 図を用いた選択問題
英作文15語、25語~30語、50語 1 2 3 3 3 単語並べ替えは1題の傾向
文章並べ替えは年度によってばらつき
空欄補充が2年連続なし
西
単語並べ替え問題 2 1 1 2 2 選択肢の数徐々に増える
文章並べ替え問題 1 0 2 2 2 空欄補充の問題が多かったが徐々に減少
選択問題 9 8 3 5 7 選択問題年度によってばらつき
空欄補充 4 3 9 6 3 英作文50語程度は固定
英作文40~50語 1 1 1 1 1 長文3題で固定
共通問題
単語並べ替え問題 0 0 0 0 0 空欄補充は2016以降出ていない
文章並べ替え問題 1 1 1 1 1 選択問題が大半
選択問題 15 16 16 16 15 文章並べ替えは1題
空欄補充 1 0 0 0 0 条件英作文は語数指定なし
条件英作文3文 1 1 1 1 1 単語並べ替えなし